骨軟骨症

軟骨の割合が多くなる症状

骨軟骨症は、骨の形成段階で、軟骨がスムーズに骨へと成長せず軟骨のままになり、その結果として骨の中でも軟骨の割合が増えていく症状です。
軟骨が多くなりますので、外からの力に対し脆く不完全な骨となります。
軟骨層が厚くなっていきますので、栄養供給もアンバランスとなり、細胞の変質と壊死も起こります。
外から強い力が加わると、軟骨層を境にして骨がずれることもあります。

原因としては遺伝によるのではないかと考えられており、その他の原因は不明です。
骨軟骨症を発症しやすい犬種は、グレートデンやロットワイラーなどがあり、オスの方が多いようです。
特定の犬種で多く発症するので、犬種を作っていく段階の交配などで、遺伝的に受け継いだ可能性もあります。

遺伝以外の原因としては不明であり、骨の急激な成長やカルシウムの過剰摂取、ビタミンCの合成障害、ストレスや食欲不振など、いくつもの要因が複雑に絡み発症するものだと考えられています。
発症すると長くて数ヶ月症状は続き、その後は収まりますが、また再発することも多く繰り返す場合が多いです。

治療は対処療法をメインに

骨軟骨症はある日突然発症することも多く、原因も不明な場合が多いです。
このために日頃から予防するのは難しいと言われていますが、日頃から犬の健康に気をつける、どこかおかしいところがないか観察するようにしましょう。
犬の仕草には注意深く見ておくようにするべきであり、細かいところまで気を配ってあげましょう。
もしも骨軟骨症を発症した場合には、すぐに病院に連れて行って、検査を受けさせましょう。

・肥満にならないように体重を管理する
・激しい運動は控える
・床ずれをしないように気をつける
・炎症部分があれば冷やす
・安静にさせる

このようなことに配慮すると、骨軟骨症になったとしても、犬は豊かに暮らせる可能性があります。
ただ骨軟骨症によって行動が制限されると、犬にとっては余計にストレスとなりますので、過度な運動以外は行なわせても問題ありません。

骨軟骨症に対する根本的な治療方法は確立されておらず、症状に対する対処療法が中心となり、生活を注意していく他に、痛みがあれば痛み止めを使用する、炎症があれば薬を使うなどのことを行ないます。

ただ軟骨が他の部位を圧迫するなどのことがあれば、外科手術を行ない、骨の一部を摘出するようなこともあります。
それ以外の場合は、様子を見ながら生活などに注意していくしか方法はありません。
また骨軟骨症になると、もちろん犬の生活は以前よりも不自由な部分が出てきますので、飼い主がしっかりとサポートしてあげなければならず、普段の生活で症状が悪化しないように配慮してあげましょう。