誤飲

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犬を迎えるときに注意したいこと

初めて室内犬を飼い始めたという人が動物病院にくる最初のきっかけになりがちなのが「誤飲」です。

このごろでは庭先など屋外に犬用のすみかを用意することは少なく、ほとんどの家庭で自宅内の人間と同じ空間でペットを生活させるようにしていることと思います。

しかし一見外よりも安全そうな室内ですが、人間の目からはわかりづらい危険が犬にとっては存在しています。

誤飲はそんな思わぬ環境の危険によって起こる症状であると言えるでしょう。

初めて犬を室内で飼育するというときには誤飲を防ぐために細かいものが室内に散乱しないように気をつけるとともに、犬が食べてしまうと危険な症状になってしまうものにはどのようなものがあるかということを頭に入れておくようにしましょう。

誤飲によって実際に病院に運ばれてくるケースとして代表的なのが、ボタン電池や釣り針、爪楊枝、吸い殻といったものです。

他にもビニール類やストッキングのような口の中で消化されないものを食べることで食道や胃腸がつまり瀕死の状態になってしまうケースがあります。

毒性が強い室内品目

ボタンや爪楊枝などは危険は危険ですが、もし誤飲をしてもそれで起こる症状は内部の損傷にとどまるので処置が早ければ助かる可能性は高くなります。

ですが飲み込んだものに強い毒性が含まれているような場合にはすぐにも中毒などの症状が出てしまうため、病院でも手の施しようがないということにもなってしまいます。

まず毒性が強い誤飲物として挙げられるのが「タバコ」です。

タバコは誤飲として病院に運ばれてくる件数が非常に多いものですが、中に含まれるニコチンは非常に毒性が強く小型犬なら2本くらいを口に入れてしまうとそれで中毒症状が起こります。

また有機塩素系殺虫剤や有機リン系殺虫剤を誤飲するペットもかなり多くいます。

これは容器を専用のものにしていなかったり、何らかの用途に使用するために準備をしていたものをペットが誤って口にしてしまったというようなケースです。

中には犬用のノミよけ首輪についていた殺虫剤部分を飲んでしまったということもあります。

こうした殺虫剤は非常に毒性が強く、少量でも行動異常や失神など重篤な症状になってしまうことがよくあるので取り扱いには充分に注意してください。

犬が食べてはいけないものにも注意

もう一つ知っておきたいのが、人間にとっては普通の食品であっても犬が食べた場合には強い毒性になってしまうというものです。

昔からチョコレートや玉ねぎ、エビやイカなどの魚介類は犬が食べると危険というふうに言われていますが、それらに加えてぶどうやレーズン、たけのこ、しいたけ、豆・ナッツ類なども同じように有毒な成分となっています。

子供さんがいる家庭などでは、自分のおやつとしてもらったクッキーやケーキ類、アイスクリームを一緒に与えてしまうようなこともありますが、そうした人にとっての嗜好品は犬には有毒でありかつ虫歯などの症状の原因になるので人と同じ食品はできるだけ与えないようにした方がいいでしょう。