歯が折れた

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歯が折れる犬が増加傾向にあります

犬にとって歯はものを食べるためだけでなく、人にとっての手のようにものを運んだりつかんだりするためにも使われる非常に重要な器官です。

また走り回るときなど動作に力を込めるためにはしっかりと歯があり噛み締めをすることができることが条件になってきます。

そのため歯が欠けたり折れたりするということは、全身の力を入れることが難しくなるだけでなく行動そのものがかなり限定されてしまうことにもなります。

人間でもどこかにうっかりぶつかってしまったり転んだりしたときには歯が欠けたり折れたりしてしまうものですが、ここ最近では犬にも同じようなことがよく起こっているのだといいます。

もし愛犬の歯が折れてしまったときには折れた歯をきちんと回収するとともにできるだけ早めに獣医さんにみてもらうようにしましょう。

衝撃が原因で歯が折れた場合には、歯そのものだけでなく歯茎の部分も相当にダメージを受けているため放置をしておくと傷が治らず化膿をしてしまって他の健康な歯にも悪い影響を与えてしまうことになります。

犬の歯が折れる原因

動物の歯が折れることを専門用語で「破折」といいます。

犬の破折が起こる原因はさまざまですが、特に多いのは遊んでいるときに硬いものに噛み付いたり、逆に毛布など柔らかく噛みきれない種類のものを噛んでいるうちに引っかかってしまうというような場合です。

犬の歯を詳しく見ると、切歯、犬歯、前臼歯、臼歯と分類することができます。

切歯と犬歯は口の前側にある歯で、一般的にはものに噛み付いたり持ち上げて運んだりするときに使います。

前臼歯と臼歯は奥の方にあるので主にものを食べるときにそれをすりつぶしたりするのに使います。

ただ犬種や個体によるクセのために一概にどの用途にどの歯を使うかということは決まったものではないのですが、一般的にはどの部分が折れるかはそのときどんな動作をしていたかによって異なってきます。

どの歯が折れたとしても、折れ方が激しいと「歯髄」という歯の内部までが露出した状態になります。

そこまでひどいと放置をすると化膿などかなり悪い症状になるのでできるだけ早めに獣医さんのもとを訪れるようにしましょう。

全ての獣医さんが歯科治療ができるわけではない

そこで注意したいのが、獣医さんならみんな犬の歯の治療ができるわけではないということです。

人間でも普通のお医者さんと歯医者さんは学校も違うし免許も別物になっていますが、歯の治療というのは内科や外科の治療とはまた異なる知識・技術が必要で設備もきちんと専用のものを整えていなくてはいけません。

そのためいつものかかりつけの獣医さんでは歯科治療ができないということもあります。

通常そうした専門外の獣医さんは他に歯科対応ができるところを紹介してくれるものですが、できることなら実際の事故が起こる前に最寄りの歯科治療可能な動物病院を調べておくようにしましょう。